teguyamaのブログ

脱うつ病しつつある30歳サラリーマン

脱うつ病〜睡眠障害克服まで

20歳から7年間付き合っていた彼女と婚約、彼女の奔放性、仕事の職性、生活環境から鬱を患い、自殺未遂を契機に婚約破談。そのショックで3度の自殺未遂を行なった。


約2年間通院、抗うつ薬、睡眠薬を処方されていた。


29歳になり、学生時代からの知り合いであった女性と付き合い始める。

当時、彼女は仕事の都合で台湾に住んでいた。


大学卒業後、年に数回しか会っていなかった彼女はうつ病、自殺未遂の経緯諸々を知らない。

そんな中、台湾へ5泊6日で彼女に会いに行くことになった。

しかし、とてもじゃないがそんな状態であったこと、未だに睡眠薬を飲まないと眠れないことを言えるわけがなく、なんとかしなければならないと思い立ち、出国1週間前に物流会社へ就職を決め当面の体裁を整えた。

御守り代わりに市販のドリエルを持参して出国。

結局ドリエルを飲むことはなく、それから現在まで約1年間、睡眠薬や向精神薬の類の物は服薬していないし、通院もやめた。


おそらくこのような強引な断薬は主治医に言えば怒鳴りつけられていただろうが、薬なしでも眠れるようになり仕事も元気に行けるようになったので自分勝手ながら現在では結果オーライとしている。


そもそもなぜ睡眠障害が治ったのか。


最初の診断は自律神経失調症だった。

要は眠らなければいけない時間になっても寝れないのだ。

ほぼ寛解しかかっている今だからわかる事だが、睡眠障害からのうつ病の特効薬は肉体労働だ。


※精神的な疲労と肉体的な疲労を同じ状態にする。


これが一番重要なことだ。

しかし、この状態を作るには膨大な時間が必要だ。

当時の主治医からも陽を浴びること、運動することは絶対して下さいと言われていたが、ホワイトカラーの仕事をしながら精神的な疲労と同程度の運動や日光浴などできる時間がない。


肉体労働は精神的な疲労よりも肉体的な疲労が圧倒的である。

精神的疲労は既に貯める必要がないぐらい溜まっているのだから肉体労働を続けていればいずれ精神的な疲労を追い越し、肉体的な疲労の方が多くなる。


転職後は小学生が遊び疲れて、力つきる様に毎日眠る様な状態に1ヶ月程でなっていった。


ホワイトカラーの仕事をしている時は睡眠障害から仕事の能率が落ち、周囲の評価、自己評価共に地の底へ落ちていく焦りから、職を失うのではないかという金銭面での不安もなくなった事も大きいと思う。


勿論、転職直後は社会的地位が下がり、街中での見ず知らずの人から作業着姿の人間を見下す様な視線を感じていた当初は辛かったが、服薬していた地獄の様な日々に比べれば屁でもないと考えれる様になった。


うつ病は寝てても、薬を飲んでも、誰かに話を聞いてもらっても、自分を自分で傷つけても治らない。

異性が原因であれば異性、仕事が原因であれば仕事、それらを完全に断ち切らないと絶対に治らない。

断ち切った後に原始的な生活をすべきだ。


早朝起きて陽の光の中で体を動かして賃金を得て、暗くなったら眠るという生活を。